ログ6
<12/1〜12/31>

二〇〇三年十二月二日



――これは 或るひとつの 愛の物語



(※以下の表現の中には事実を過剰に脚色した内容が含まれる可能性があります。ご了承ください)


ラグナロクオンライン。
MMORPGゲーム。
人が集まるところ様々な人間模様あり。
所詮ネットとあなどることなかれ。
そこはまさに第二の世界。別次元の現実世界なのだから。
結婚システムも控え、ますます活気に溢れるミッドガッツ。
愛をささやくカップル。
想いを確かめ合う恋人たち。

ここにもひとり、恋に身を焦がす少女がいた。


なんちゅうギルド名やっ


オーラをまとっていようとも彼女だって普通の女の子。
嬉しいときも辛いときもある。
様々な痛みを抱えて、それでも毎日を生き抜いて。
そんな彼女が想いを寄せるその相手。


称号は自己申告


オーラをまとっていようとも彼だって普通の男の子。
間抜けなときも天然なときもある。
様々ないじられ役を買って、それでも毎日を天然ボケ倒して。


好き好きビームを照射しつづける彼女。
生真面目で天然で朴念仁の彼氏。
そんなどこにでもいそうなカップルに、ひとつのイベントが訪れた。
彼女の誕生日に、彼氏が心のこもったプレゼントを贈ったのだ。
感激に身をふるわせる彼女は当然なにかお返しがしたいと思った。
しかし、彼の誕生日はとうに過ぎている。クリスマスまでなんか待てない。

なにかお返しがしたいですっ。欲しいものとかないですか?

溢れる想いを直接ぶつけてしまう彼女だったが、返ってくる答えも予想できたものだった。

そのお気持ちだけで十分ですよ。ありがとうございます〜

天然ではあるが……間違って休みの日に学校へ向かい校門前で気づいて引き返す日々を繰り返してはいるが……それ以上に紳士である彼がこう言い出すといかんとも覆しがたい。
だが、彼女の熱い想いがそれでおさまるわけはない。
なにかしてあげたい。喜んでもらいたい。
思案を巡らせて、彼女はひとつのとこに思い当たった。
なにげない会話の中で「一回ぐらいは砦をもってみたいですね〜」と彼が漏らしていたいたことに。

彼が所属するギルドはかなりの弱小集団である。あのヘタレなマスターでは当分砦を持つことなど不可能だろう。
よし、決めた。
私がなんとかする。
力は及ばないかもしれないけど、出来る限りのことをやって、今週だけ精一杯のお手伝いしよう。

(※上記の表現の中に一部、筆者の妄想が含まれます。ご了承ください)


ところは変わってプロンテラ東門。
ある28歳の人魚が、いつものようにやさぐれていた。


飲んでます


「あ〜あ。どうせ今週もあかんのやろなぁ。人多い方ちゃうし、後衛しかおらんし、騎士BS募集しても来おへんし。『Ψ侍の心Ψ』と固定同盟組んどっても足引っ張ってるだけやし……」

得意の自虐ネタで悦に入り、やけに説明的なひとりごとでいかんなくダメっぷりを発揮している彼女こそ、例のヘタレギルドのマスターである。

「最近は肌も荒れてきたし、化粧の乗りも悪いし、娘も生意気なってきたし、冷え性治らんし、税金上がるし、ええことあらへんなぁ…」
はるこさん、はるこさん
「ぶれいく、ぶれいく〜っと。誰か日本ブレイク工業みたいな強力サポートの援軍よこしてくれんかなぁ」
はるこさん、いますか?
「うわっ、なんやあんたは! せっかくアンニュイな気分に浸ってるねんから邪魔せんとってくれるかっ」
前にもお話しした通り、今週はお手伝いにいきます。で、あちらのマスターさんと打ち合わせしてほしんで来てください
「え、マジで来てくれるん!?」
すぐ来れますか?
「と、とりあえず打ち合わせって経費とか報酬とかのこと話したらええんか!?」
そのことはもう話ついてるんで大丈夫です。んで当日の作戦とかの打ち合わせをお願いします〜
「えっ、えっΣ( ̄□ ̄;)!! ちょっと待ってぇや!!」
余計な詮索はナシの方向で! んじゃあとはよろしくです〜


そして、わけもわからず指定された場所へ向かった彼女の前に、その人はいた。



























Σ( ̄□ ̄;)!! Σ( ̄□ ̄;)!! Σ( ̄□ ̄;)!!




――グラストヘイム騎士団

Iris攻城戦通の間で彼らの勇名を知らぬ者は存在しない。
媚びない、退かない、馴れ合わない。
まさに最強の傭兵集団といっても過言ではないだろう。
彼女のギルドも何度かかち合ったことがある。
当然、全く歯が立たなかった。
その彼らが今回は味方に回ってくれるというのか。
二、三事務的な挨拶を交わした気もするがあまりの事態に頭がついていってない。
そして、作戦会議に入る前に団長はこう前置いた。




カッコ工エエェェ)゚∀゚(ェェエエエエ工!



まばゆいばかりの騎士道精神。


   .



……そう、あのふたりの愛が、この最強の、最高の傭兵を呼び寄せてくれたのだ。
もう怖れるものはなにもない。
あとはだた突き進むのみ。



(※以下、即興テーマソングとあわせてグラストヘイム騎士団および援軍のみなさまのご活躍をおたのしみください)

参考:日本ブレイク工業『社歌』




ディフェンス ディフェンス あなたの城の〜

防衛 防衛 守ってあげたい〜〜♪

Wizハンタ処理などおてのもの

協力サポートいたします

正義のスピアー パイクよ刺され〜〜〜♪♪

Glast Heim!!

グラストヘイム騎士団  スタンバッシュ Da Da Da!!

グラストヘイム騎士団  スピアブーメラン 詠唱つぶし!!

プリをボコるぜ! BS囲むぜ! アサがピヨるぜ! 東へ西へ

守る! 守る!  グラストヘイム騎士団

Glast Heim!!












……こうして愛の城は完成する。
例え一週間の命でも、季節外れの短い春を謳歌しようではないか。
ありがとうグラストヘイム騎士団。
ありがとう援軍のみなさん。
ありがとう、愛。

ありがとう……日本ブレイク工業。



■お知らせ

大不評連載中『マリAIR様がみてる』ですが、作者発作(RO)のためしばらく休載となります。永遠にお待ちください。



二〇〇三年十二月二十三日

いやいやまあまあ。
ほんまほんましかししかし。

こないだの城が楽勝で1週間天下の陥落後、みんなで手分けしてエンペレース挑んだ結果、なんとか再び別の城をもぎとった侍AIR同盟ですが。


わけわかめヽ(゜∇、゜)ノ
激しくディフェンス!


奇跡の防衛成功っっ!
お手伝いに来てくれたみなさん。
傭兵で参加してくれたみなさん。
ほんまに、ほんまにおおきにやでぇ・゚・(ノД`)・゚・。
序盤に謎の一斉エラー落ちとかあってどうなることかと思ったけどなんとか耐えれたみたいで……。

ちゅうわけでまあ、うちらは現在進行形で砦持ちなわけで。
この年の瀬の忙しい時期やというのに、世間はいちゃいちゃ浮かれ気分やというのに、きっと君はこないシンデレラエクスプレスやというのに、係長の川田さんはなんか勘違いしてヒルトン予約入れて給料3ヶ月分の指輪まで揃えとるというのに、おむかいの河原崎さん家では七面鳥パーティが行われるというのに…………
侍AIRの面々は城運用計画について頭を悩ませなあかん。
うちも七面鳥食べたかったぁ(つД`)

まあそんなことはどうでもええから置いといて、実は今週砦を持つっちゅうことは普段よりちょっと意味が違ったりする。

クリスマス・ギルドユニオン

性なる聖なる夜までRO漬けにさせようと目論む癌呆の嫌がらせかっちゅうようなこのイベント。
攻城戦後の翌日からスタートっちゅうことでそんなことまで頭が回らんのが普通やけど、我らがフェイヨンギルド住人でちょっとだけ会談みたいなものがありました。



旗前の木陰にて
ひっそり


「どんな感じですか?」
「ほんとに明日からあるの?って感じで^^;」
「さっきまで知りませんでした」
「こちらは参加希望者がいないので最悪参加枠譲渡になるかもです」
「祭りやでっ、お祭りやっヽ(`Д´)ノ」
「こっちも適当ですねー」


やる気なさすぎなフェイヨン連合。
ネタか本気かわからんけど、しまいには「スタート直後即ログアウト」「全員ノビ」等のおもろすぎる案まで出る始末ヽ(゜∇、゜)ノ
とりあえず適当に遊びましょーってことで、うちも逝ってきました。


待つこと1時間あまり……_| ̄|○
初日はAIRから4人選出で観光に


待つこと数十分。


GMもテンパっとるとみた
予想通り(#゚д゚)凸


1時間はかかるかとくつろいでた23時11分、そのとき。
びゅーんびゅーんと突然目の前の参加メンバーが消えていく!!
また一斉エラー落ちでもなったかんか! と思いきやさにあらず。



びっくりするわ!!
Σ(゚Д゚;≡;゚Д゚)


ユニオンバトル会場へと誘拐されたのでした。

……いや、予告もなしにそんないきなり…。
マジでびびったで!!



ほどよく狭くほどよく広く
バトル会場マップはこんな感じ


参考外観:   


で、うちはずーっとこのイベントはPvPモードでやるんやと思ってたんやけど思いっきりシーズのようで……。
激しくフェンつけとるのにっヽ(`Д´)ノ
会場移ってからもなんやかんやで待ち時間あったからフェイヨン連合でPTは組めたんやけど事前に同盟してへんから攻撃当たりまくりヽ(゜∇、゜)ノ



ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァァァン!!
ちょっと待ってぇや!


こんなこと書いてるねんから普通は同盟なくても大丈夫やと思うやんっヽ(`Д´)ノ


《゚д゚》フォルァ!!
晴子、生まれてはじめてGMにwisするの図


ガ━━━━(゚Д゚;)━━━━ン!!
同盟、PTではない為に、攻撃があたってしまうのは
このギルドユニオンでは、ルールとしてそのまま
戦闘していただきます。

まあ期待はしてなかったけどね(´ー`)y-~~

ちゅうわけで


素敵よぉ〜(≧▽≦)ノ アァン(*´Д`)


やっとこさの23時50分


1時間半待ちですか……
ユニオンバトル開始!!





















で……。












すいません、これ以降のレポートはありません・゚・(ノД`)・゚・。
元がヘタレな晴子ちんだけにその上同盟なし状態ではさらに不可能ですヽ(゜∇、゜)ノ
10分も生き残ったかな?

最後まで残って「逃した魚は…人魚やで」っちゅうオチを考えてたんやけどまあ話ならんわな。
思い出いっぱい夢いっぱいってことで、以上、笑いどころなしのユニオンレポートでしたっっ。












「結局なにしに行ったんだ?」



二〇〇三年十二月三十日

あつはなついねーってことで今年も終わり。
軽くここ1週間のSSを整理してみたりなんかして。


この日は2ギルドが不参加ヽ(゜∇、゜)ノ


先週の26日。ユニオン最終日集合前のひとコマ。
晴子は初日と最終日で2回出場しました。
この日までの対戦成績はゲフェン3・フェイヨン1・アルデプロ0と、実はもうゲフェンの勝利が確定しとって単なる消化試合やったりするヽ(゜∇、゜)ノ
なんや2日目出場して勝ったフェイのメンバーが最後GMをバッシュでしばいたとかで、うちも便乗してGMにJTを撃ち込もうと画策してみたり。

GMをしばくためには最後まで生き残る必要がある。

そういうわけで「お客さん、待ちプレイ禁止なんスよ」と店員から注意されんばかりの待ちガイル作戦でいくことに(; ̄ー ̄)


詠唱なしΣ( ̄□ ̄;)!!


初日の開始大遅延で変更なった通り、わかりにくい集合場所にGMが登場。


ひそかにGMかつあげを狙うも失敗


下準備は万全。
フェイ連合でちゃんと臨時同盟を組み、枠漏れのところは一時的にギルド移動。
さあ、いざユニオンバトル会場へ。


上は不利やで…

フェイヨンチームの皆様はマップ上側へお集まりください

なんや大本営まで指定されて仕方なくガイルたちは画面上端でしゃがみ溜め状態に。
ソニックブームはうちらウィズの仕事やっ。

だがしかし他のチームも同じ策やったんか、開始後30分ほどはとくに動きもなく膠着状態にヽ(゜∇、゜)ノ


ヒソーリ西へ移動中


そう、どれだけ我慢できるかが勝負。
しびれ切らしたほうが負けや(; ̄ー ̄)
このまま夜が明けるまでやったろうやないかっって気合入れてるところで、なんと信じられない驚愕の事態ががががががっっ!?







_| ̄|○

鯖キュンしちゃった……(*ノノ)



いや、もうほんま勘弁して。
晴子以外も退場した半分は鯖缶で落とされただけやし。
初日、最終日とうちまともに戦闘参加してへんでっヽ(`Д´)ノ

ガイル戦法が功を奏したのか、この後フェイ連合は勝利を収め、結果ゲフェン3勝フェイ2勝の総合2位となることが出来ましたヽ(´ー`)ノ

まあうちの回線問題は置いといて、このイベント。最初はみんなやる気ないというかそれどころじゃないというか、全体的にあんま乗り気とはちゃうかったと思うんやけど、フェイヨンに限って言えば終わってみてほんまええ企画やったなぁと思います。結果は別としてね。

同地域の城もちギルド同士といえば、アジトダンジョンの関係でお互いが暗黙の裡に牽制しあう関係なるんが一般的やと思うんやけど、今回このユニオンっちゅうきっかけがあって、おそらく通常時ではありえんやろう、ささやかながらもちょっとした交流をもつことが出来た。
普段やと声さえかけられんような雲上人の強豪。
過去に敵として戦闘を交わしたことのあるライバルたち。
それがみんなで集まって、話し合いして、協力しあうことが出来た。
友達とはいかんまでもお知り合い程度にはなれた。

なんちゅうか、こういうとこがやっぱりネトゲの醍醐味というかええところやねぇヽ(´ー`)ノ

ユニオンが終われば再び、攻城戦に携わる者としてお互いがライバルの関係に戻る。
どっかで会うて、敵なったり味方なったりして、優劣を競い合う仲に戻るやろう。

でもうちは忘れへん。
ユニオンで、フェイヨンチームとして共に戦ったことを忘れへん。
                          _、_
思い出をありがとう、クリスマスユニオン( ,_ノ` )b















んにぃ〜♪


さてお次はこないだの攻城戦。
前回に引き続き侍AIR同盟は激しくディフェンス、ディフェンスヽ(`Д´)ノ
今回のうちらはちょっと違います。
GvGに携わる者として、回を重ねるごと絶対に成長していかなあかん。
……そこで。
戦争にはやはり士気の高揚というものが必要です
精神的支柱をもったら強い。
ちゅうわけで今回、うちらは強力な助っ人を呼ぶことに成功しました。





















たまには更新せい('A`)ノ

みゅ〜☆



















……いや、まあなんちゅうか。
平凡な攻城戦やったら日記のネタにもならんやろうってことで、そのためだけに手持ち最後の1DAYチケット使って来てもらったゲストですヽ(゜∇、゜)ノ
まあネタで強力な援軍はこの際置いといて



masel : 全騎投擲用意!


本命の強力助っ人グラストヘイム騎士団、今回も来てもらいました(o ̄∇ ̄o)
攻城時間中に演習するほど余裕あったっちゅうことで今週も防衛成功〜ヽ(´ー`)ノ




モj