◇一回戦支援◇

一回戦支援(時間順)

401 名前:元・偽司祭見習い 投稿日:01/12/02 23:49 ID:tQIUJnCe

    .∧∧ (゙  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ( ゚д゚) ゙)< 次の対戦は、神尾晴子VSユズハです、リング穴氏どうぞ。
   ノ  つ国  \___________
 〜(,,_,,)

402 名前:リング穴 投稿日:01/12/02 23:50 ID:nAApuzI8
母よ、貴女は強かった!熟女パワーが大炸裂!!
神岸勝った、水瀬も勝った、小坂由起子も勝ち残り!
主役クラスの保護者は強い!狙え、親子丼三組め!!
観鈴ちん叔母にして小坂由起子ZZ 神尾晴子!
ついさっき気づいたばかり、何気に東京リーフが四連戦!
頃同じく発売された古巣の作品は核地雷!
神秘のベールは未だに厚い!だが威力はおそらく核弾頭!!
「うたわれるもの」最後のシ者 ユズハ!

Fブロック一回戦第7試合
 東京リーフ四連戦ファイナル
  親子丼・・・でもフェイク  神尾晴子(AIR)VS
  どっちで爆発かは措いといて ユズハ(うたわれるもの)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!





403 名前:偽晴子 ◆pharuko2 投稿日:01/12/02 23:51 ID:hrkzqExK
選手控え室にて


観鈴「お母さん、頑張って」
晴子「おおきに、観鈴」

晴子「おい、そこの居候」
国崎「呼んだか」
晴子「あんたはどうなんや」
国崎「知らないな…俺は俺の試合だけで精一杯だからな」
晴子「嘘こけっ! あの国崎最強軍団を味方につけて、だいたい試合は何日後やっ!」
国崎「なんなら今呼ぼうか? このスレが臨時国崎最高スレになってもいいならな」
晴子「…すまん、うちがあほやったわ」
国崎「何せ本人の俺さえも超えた最高の奴等だからな…ま、一人二人は応援してくれるさ」
晴子「それだけでも感謝するで、居候…」

男「国崎最高ー!!」
生徒「いやっほーう!!」

晴子「居候っ! やっぱ呼ぶなって言ったやろっ!!」
国崎「すまん…」





428 名前:晴子さん命 ◆EHDhof1U 投稿日:01/12/03 00:00 ID:UnRrZiKe
ずっと怯えていた。
いつ迎えが来るともわからない日々、いつも不安だった。
どうせ別れるなら…好きにならない方がいい。
自分の気持ちを偽って、心を遠ざけて、すれ違いの毎日。
とてもとても弱かった。

しかし彼女は気づく。
誕生日にさえプレゼントを贈れない。
苦しんでいるとき、そばにいてやることすらできない。
こんな暮らしになんの意味があるのだろう?

…もう手遅れかもしれない。
傷つけつづけてきた十年。
どれだけ謝っても許してもらえないかもしれない。

「でもな…もう決めたんや、観鈴。
あんたをうちの子にする。神尾の娘にする。
それで毎日楽しく暮らしていこ。な?
実の親やないとか、そんなん関係あらへん。一緒にいたいだけや。
……うち…やっぱりあんたのことが好きやねん…」

――1000年という月日、誰も辿り着けなかったゴールを目指して――

『未完の母、神尾晴子。今より入場します!!』





509 名前:偽晴子 ◆pharuko2 投稿日:01/12/03 01:01 ID:brHSriBU

晴子「居候、飲みが悪いで!」
国崎「さすがにそろそろ飲めん」
晴子「じゃあ、何か話しぃ」

毎晩恒例の夜の宴。
今日は観鈴もコップ半分だが飲まされ、既に隣で突っ伏している。

国崎「さっき情けない話なら言っただろう」
晴子「で…は…」

がらっと雰囲気を変え、アンニュイな顔で

晴子「エロティックな…告白コーナー」
国崎「こんどはそれかよ」
晴子「ううん、特別に今日は、神尾晴子さんからの、こくは…く…」

何をたくらんでいるのか。
…まあ、聞いてやろう。


晴子「あれはまだ、うちが十七の春やった」
国崎「明治は遠くなりにけり…か」
晴子「…。どんな時代やったか直接ご先祖様に訊きに行きたいんか?」
国崎「続けてくれ」

晴子「クラスにな、結構イケてるのんがいてな、一緒に夜にバイク転がそって、誘ったり
     してな…」

少し思い出話が続いた後…

晴子「ま、結局、スケベに飢えた学生が同意したら、することは一つや」
国崎「身も蓋もないぞ」
晴子「家が荒れてるのをええことに、こっそり二人で外泊しようて約束してな、当時住ん
     でた町の隣の駅前のホテルに一泊したんやが…」


女『ちょっ、ちょっと待ってや、そこはっ、違うわあほっ!』
男『い、いくでっ』
女『あかん、だからっ!そこはちが! あぎっ!』
男『は、は、入ったっ!』
女『いたっ! いたたっ、だからっ! あかんて、そこはっ! 人の話きっ!きっ!』
男『き、きっ、きっつ!』
女『いたただだだっ、あほっ、動くなっ!』
男『あーーー、ええ』
女『いだっ、だだだっっ、いだっ、いだっ、いだっ』
男『あー、すまん、もうい、いきそ』
女『いだっ、いだっ、だっ』
男『い、いくいく、うっ、うーっ!!』
女『あっ…』


男『大丈夫か? 痛かったんか?』
女『ううう…』
男『初めてやったんやな…俺もやで』
女『…』
男『泣いてるんか…おまえもやっぱり、女なんやなあ…』

女『あっ、あほっ!! こぉの、大馬鹿もんがぁぁっ!!!』


晴子「ま、そんな具合や」
国崎「災難だな…としか言えん」
晴子「ははははは、おかげでしばらくまともに座れへんやったしな。その後も色々悶着
     あったんやけど、結局あいつとはエッチやらずじまいや。」

ふと観鈴を見れば、何時からか寝息も止まっている。
飲んだ事を考えても赤すぎる首の色。
…ばればれだ。

晴子「ほれ、今度は居候の番や。旅がらすなんやから、浮いた話の一つ二つ無いわけ
     無いやろ」

コップ酒をぐいっと呷ってからおもむろにそう言い、狸寝入りの観鈴にこちらの目線が見
えないのを良いことに、悪戯っぽく俺に目配せする。
なるほど…。ちっと観鈴をからかってやる…か。

国崎「そうだな。ここまで話されちゃ、自分だけ隠していたら失礼だな」
晴子「ひゅーひゅー」
国崎「では、ここに来る前の前の町での、それは凄い体験をお返しに話すとしよう」
晴子「いよっ、このエロ男っ!!」

まだまだ、三人の長い夜は続く…。




521 名前:チェき ◆LOVE/HxE 投稿日:01/12/03 01:06 ID:M/w3P0PW
             -‐- 、
        ,'    lヘ ヽ.
         i .! ノメ ))) 〉        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      , {{i(|l|f.エ fエ !.!      | …飲め。
        i l ゝト  ' /l !     < そして、<<神尾晴子>>に
        l l  , '^l| llヽ.リ   .n    | 一票入れるんや。
        l l. / ,f `'´〉 ` , ' ア!}    \_____
        l l/ / .〉  レ'ヽ /八
        l ト、 ヽ.'   l  |  |逃|
       lリ ,. ヽ `‐、ノ! .! .|人|
        ( f  ̄`"' ‐- 、l、.|魚|
        `   ー―、 j -' ―'
                '



556 名前:SS職人@見習投稿日:01/12/03 01:57 ID:UYDVMjml
晴子さん支援SS

※お断り
当方、関西人ではないので関西弁が出来ません。
多少関西弁が怪しくてもお許しください。あしからずお願いいたします。

悲しかった。
泣いてばかりいた。
朝、目覚めてからすぐする事はあの子の、娘の部屋の戸を開ける事。
もしかしたら―――あの子がいるかもしれない。
それだけを願って。
でも、戸を開けるとそこは、淀んだ空気と、数々の恐竜のぬいぐるみと、
まったく変わっていない風景だけがあった。
その度に、絶望にとらわれる。
そして、また泣く。
それを繰り返して、繰り返して、ただ、繰り返して・・・。
幾度目かの朝を迎えた私は・・・ひどく、うつろな目をしていた。


仕事はやめた。
今の状態では何も出来そうに無かった。
それに・・・もう働く必要もなかったのだ。
自分ひとりならそこそこ食っていけるだけの貯蓄はあった。
もう、あの子の教育費や小遣いなどを稼ぐ必要がなくなったのだ。
なら、仕事など、もうする必要はないだろう。

あの子はもう、死んでしまった、と認めている自分と、
そのうちひょっこりと帰って来るのではないか、と期待している自分がいる。
それがひどく、自分でも滑稽に思えた。


「・・・飯、作らんと・・・」
一人、呟き、台所へ向う。
適当に物を作り、それを仏前に供える。
そして、線香を供え、手を合わせ、また私は泣くのだろう。
後悔ばかりがあった。
10年。
長い歳月だ。
その間、自分は何をしていたのだろう。
あの子を引き取って、鬱陶しく思って、やがて、可愛さに惹かれていって・・・
愛して・・・いつか離れなければならない事に怯えて・・・。
そしてやっと、母親になれたのに・・・。
失ってしまった。
永遠に失ってしまった。
ただ、それだけが悔しくて、悲しくて、また、私は泣いた。
「ひっ・・・ぐ・・・み・・す・・・す・・・」
もう、何度目だろう。何回、涙を流しただろう。
人の涙は・・・枯れるという事はないのだろうか。
仏前に供えた食事が冷めてしまった頃、やっと私は泣き止んだ。
「もう・・・冷めてもうたな・・・」
あの子が好きだった卵焼きを一切れ、口に含む。
その甘さが・・・悲しくて、また、私は泣いた。


玄関口から人の声がした。
「神尾さーん!回覧ですよ!」
その声に誘われるように、私はふらふらと、立ち上がる。
「今、いく・・・」
と呟きながら、足を玄関へと向ける。
不意に天地がぐにゃり、と音を立てたかのように回った。
ぼんやりとした意識の中で、私は目の前に床があるということだけ、自覚した。
直後、どさっ、という音とともに、倒れた事を知った。
外から、大声で騒いでいるのが聞えた。
「か、神尾さんっ!?開けますよ!?」
がらがらっという音とともに、近所の河原崎の奥さんが飛び込んでくるのが見えた。
薄れ行く意識の中、10年前の事を思い出していた。


「な、なんやてっ!?」
「―――だから、観鈴を預かって欲しい。そうお願いしているんだ」
目の前の男、姉の夫、敬介はそう言いながら、視線をそらした。
急に家に訪れて、何を言うかと思えば、自分の子供を預かってくれ、という。
最初は玄関から上げないつもりだったが・・・。見慣れない子供が敬介の背中で眠ってい
たので、横にさせてやろうと仏心を出したのが間違っていたのかも知れない。
「・・・郁子が逝って・・・もう、僕も疲れたんだ・・・」
搾り出すように、敬介が呟いた。その言葉に私は激昂する。
「どあほう!あんたらがが好きあって、子供までこしらえて、飛び出したんやないか!?」
5年前のあの日、まだ高校に入学したばかりの姉貴と、中学校2年の敬介が泣きそうな顔
をした私の父親に殴られていた光景が目に浮かんだ。
まだ、高校生と中学生だ。暮らしていけるはずなど無い。そう思った私の父親は、子供を
堕ろさせる事を二人に強要した。しかし、二人は私の前から消えた。
駆け落ちしたのだ。残された私は、何も言う事が出来なかった。
姉がいなくなってから、もともと父子家庭だった我が家はさらに寂しくなり、父は・・・
もともと寂しさに弱い人だったから、すぐに弱っていった。寂しさを酒で紛らわすように
なり、体を壊し、逝った。
そして、父が逝ってから、姉と、敬介が子供を連れて戻ってきた。
「出ていってんか・・・。姉ちゃんにも、敬介にも、もう、この家の敷居はまたがせへん」
泣きながらそう呟く私を見て、二人は何も言わず、踵を返した・・・。
あれから5年、敬介は再び、この海沿いの、時間の流れがないような町に戻ってきた。
幼い子供、姉と目の前の敬介の子供、観鈴を連れて。


「やったら橘の家に預ければいいやないか・・・」
私がそう言うと、敬介は困ったような表情をして、口を開いた。
「この子は・・・観鈴は・・・病気なんだ」
その言葉に、すーすーと寝息を立てている姪の顔を覗き込む。
「ああ、ちがう。そういう病気じゃないんだ。心の、病気なんだ」
やや、慌て気味に敬介が言う。
「心の、病気て・・・」
「何故かは判らないけれど、親しいものが出来そうになると急に泣き出すんだ」
そこで一度、言葉を切って、ちらりと観鈴に視線をやってからまた口を開く。
「例えば幼稚園。友達が出来そうになると泣き出してしまうんだ。それだけじゃない。
近所の公園で、デパートの屋上で、橘の家でさえも・・・この子は泣き出してしまう」
ふぅ、とため息をついて、敬介は観鈴の髪を撫でた。
姉と同じ、淡い茶色、というよりも金髪に近い色の髪。それは肩口で切りそろえられて、
より一層、観鈴を幼く見せていた。


「この町なら、人も少ないし、空気もいい。だから、もしかしたら観鈴の病気も治るかも
しれない。そう思ったんだ」
懇願するように、敬介が言葉を続けた。
「だから・・・頼む、観鈴を置いてやってくれ。この通りだっ!」
土下座をする敬介を見下ろしながら、私は呟いた。
「迷惑やな・・・」
その言葉に敬介がさらに頭を畳に引っ付ける。そして・・・涙の混じった声で、もう一度
呟く。
「頼む・・・」
やがて、押し切られるような形で私は首を縦に振った。
結局、その日はそれで終わって、後日、また顔を合わせることとなった。
それから―――。


目がさめたら、商店街の入り口にある診療所のベッドの上だった―――というのも、目の
前に霧島聖、つまりここ霧島診療所の先生がいたからだ。
彼女には観鈴が発作を起こす度に世話になっていたから、多少の交流はあった。
「お、気が付いたようだな。神尾さん」
「うち・・・なんで・・・」
「河原崎の奥さんが車で送り届けてくれたんだぞ」
確かに納得がいった。救急車を呼んでも隣町からだから2時間以上かかるだろう。
「・・・気持ちはわかるが、ちゃんと食事はとったほうがいい」
「先生にこの気持ち、わかるわけないやん・・・」
とっさに口から出た言葉だったが、言ってしまってから、はっと気が付いた。
「許してや・・・。先生も父親や母親、亡くしてるんやったな・・・」
「気にしなくてもいい・・・」
そういって先生は口を閉ざした。
観鈴を亡くした今だから、わかる。
家族を失った者に掛ける言葉など、ないのだ。
慰めの言葉も、当人にとっては傷口を掻き毟られるようなものなのだ。


「ま、たんなる栄養失調だ。点滴を打っているから、もう大丈夫だろう。念のため、今晩は
ここに泊まって様子を見よう」
先生がそういって、私に掛かっていたシーツを掛け直した。
「先生、それはあかん。家の戸締りもようしとらんし、それに・・・」
「分かっている。今、妹の佳乃がお宅に向っている。戸締りと・・・私が作ったものですま
ないが、カレーライスを仏前に供えて来るようにといってあるから心配はしなくてもいい」
先生のその、心遣いがたまらなく優しくて、嬉しくて、私はまた泣いた。
「先生・・・おおきに」
手で抑えた口から、呟かれた言葉に先生は無言で頷き、部屋を出て行った。
そして、私はまた、眠りに落ちた。


敬介に呼び出されて、赴いた夏祭りの会場にその女の子はいた。
敬介は私と観鈴を引き合わせると、すぐにいなくなった。
『観鈴を頼む』とだけ、言い残して。
「お母さん」
「うち、お母さんちゃうねんて」
「あれー?お母さん、どこかなー?」
「だから、お母さん、ちゃうねん。叔母ちゃんや、晴子叔母ちゃん」
「う・・・ひぐ・・・お母さん・・・」
やがて、観鈴は泣き出してしまった。
もう、どうでもよくなった。急に押し付けられて、泣かれて。
「わかったわかった。なら、うちがお母さんや、それでええ」
とやけっぱち気味に言うと、急に観鈴の顔がぱあっと明るくなった。
そして、にっこりと笑った。
それを見て、初めて可愛いと思った。
それから10年。
長い年月だ。
着かず離れず・・・心を通わせる事無く。
その間、私は何をしていたのだろうか?


目がさめると、すぐに私は霧島診療所を後にした。
「もう少し、いてもいいんだぞ」
という聖先生の言葉が嬉しかった。
家までの道すがら、幼稚園が目に入った。
子供達が嬌声を上げ、遊んでいた。
その光景が微笑ましく、暫く観ていると、やがて、異変に気が付いた。
というのも、いかにも悪ガキ、といった顔つきの男の子が女の子の髪留め
を奪って、いじめているようだ。それを数人の―――とりまきだろうか。
男の子達が観て笑っていた。
「こ!?」
こらっ!と怒鳴ろうとしたのだが、途中でそれは未発に終わってしまった。
影もなく現れた男の子が、悪ガキの手から髪留めを奪ったのだ。
「あ!?なにすんだよぉっ!」
と喚く悪ガキを睨み据え、男の子は泣いている女の子に髪留めを渡した。
「かえせよっ」
悪ガキが女の子に手を伸ばす。がそれは届くことは無かった。
べぎっという音がした。男の子が悪ガキを殴ったのだ。


殴られた悪ガキは、一瞬きょとんとしていたが、見る見る間に瞳に涙を溜め、
喚きながら走り出した。
「ぶったっ!ぶったっぁあああ!」
取り巻きの子供達も口々に喚きながら、それに続いた。
殴った男の子のほうは、それを気にする事無く、泣き続ける女の子をなだめ、
笑っていた。
「ほぅ・・・」
まだ、あんな小さい子供なのに、なんと男気のある子供だろうか。
そう感心して、吸い寄せられるようにその男の子達に近寄った。
男の子が私に気がつき、女の子を庇うように前に立った。
『なんか・・・観鈴と居候みたいやな・・・』
そう思いながら、私はにっこりと笑って、男の子に向かって言う。
「手、見せや」
半ば強引に、その手を引っ張る。
「ありゃ・・・やっぱりな。腫れてるがな・・・」
辺りを見渡し、水道の位置を確認してから、私はその男の子の手を引いた。
「冷やさんと・・・ほら、そっちの女の子もきいや」
と言いながら、私は空いている方の手を差し出した。
一瞬、男の子の顔を見てから、女の子は私の手を握った。


男の子の手を冷やしていると、中年の女性が園舎から出てきた。
「あの・・・この子たちが何か?」
不審そうに私を見る。
「ああ、この子の手が腫れてもうてな。水で冷やしているとこや」
と笑うと、安心したのか、警戒を解いたようにの女性―――園長先生は笑った。
「園長先生っ!こいつが僕をぶったんだ!」
不意にさっきの悪ガキが喚いた。
周りの取り巻きも口々に囃し立てる。
女の子が、庇おうとしたのだろうか、口を開きかけたが、男の子がにっこりと
笑ってそれを制した。
それが微笑ましくて、私はつい、怒鳴った。悪ガキたちに。
「じゃかましいわっ!このどあほうっ!!」
ビクッと子供達、はたまた園長先生が震えたのが分かった。
私はそれにかまわず、言葉を続けた。
「もとはといえば、おまえらがこの女の子の髪留めをとって、いじめとったんや
ないかっ!?」
いったん言葉を区切って、今度は園長先生に向って口上する。
「聞いての通りや。この男の子と女の子に非はあらへん。悪いのは―――」
悪ガキを指差す。


「こいつらや」
指差された悪ガキ達は、一瞬怯んだかのように見えた。
「本当・・・?」
園長先生がそう問い詰めると、悪ガキたちは謝りだした。しかし、ボスの悪ガキ
はふんっとそっぽを向いていた。
それが私には見過ごせなかった。
すっ、と悪ガキのポケットに入っていたもの―――おもちゃだろうか―――を、
私は奪い、高く掲げた。
「あっ、なにするんだよぅ!」
「嫌か?」
「嫌だよぅ!返せようっ!」
と言いながら悪ガキがぴょんぴょんと飛び跳ねる。が、伸ばした手は届く事は無
かった。
「あんた、さっきこの子におんなじ事しとったんやで?」
というと、悪ガキが泣き出した。


「う・・・ぐ・・・ごめんなさい・・・だから返してよぅ・・・」
十分堪えたようなので、そろそろ返してやる事にする。
「ええか?自分がされて嫌な事は、他人にはしない。わかったな!?」
と優しく、諭すように言うと、悪ガキは頷いた。
「ごめんなさい・・・」
目に涙を溜め、そう謝る悪ガキに私は言葉を続けた。
「謝る相手が違うっ」
と女の子を指差す。
すると悪ガキ連中が女の子に謝りだした。ボスの悪ガキにいたっては泣きながら。
「ほらっ、仲直りしたら仲良く遊ぶっ」
そう私は笑って、子供達を砂場の方へ送り出した。
その一部始終を、園長先生はあっけにとられながら見ていた。


「はぁっ!?うちが保母にっ!?」
あの後、お茶でも、と誘われて通された園長室で、園長先生が開口一番、発した
言葉に私は驚いた。
「貴方のような人が、保母になってくれるとうれしいわ・・・。さっきの叱り方
にほれ込みました」
にっこりと、園長先生が微笑む。
「・・・あ、いや・・・」
「それとも・・・なにか現在お仕事が別におありでしょうか?」
申し訳なさそうに園長先生がそう訊いてきた。
「仕事・・・は現在ない。無職や。でも・・・」
観鈴が逝ってからまだそんなに日も経っていない。
仕事をする気力など無い。その雰囲気を感じ取ったのか、園長先生が口を開く。
「・・・なにか事情がおありのようですね。よろしかったら・・・」
と言葉を区切り、また続けた。
「話していただけないでしょうか?」
「・・・」
話して、なんになるのだろうか。観鈴が戻ってくるわけではない。
しかし、話す事によってもう一度、自分の気持ちを確認してみるのもいいかもし
れない。そう思った。
「ええで・・・長い、ものごっつ長い話やけど・・・」
そう前置きして、私はこの10年を話し始めた。


話している間、園長先生はうん、うん、と相槌を打ちながら、熱心に聞いてくれた。
それにつられるように、私は話した。途中から鼻声、さらには嗚咽混じりになりな
がらだったが。
話し終え、いつしか俯けていた顔を上げると、園長先生が泣いていた。
閉じられた瞳から、涙が止め処なく溢れてた。
「・・・大変・・・でしたね。ごめんなさいね。こんな言葉しか言えなくて・・・」
「ぐ・・・ひぐ・・・」
泣き続ける私の肩を抱いて、園長先生が言葉を続けた。
ハンカチで涙を拭い、園長先生が私を見据え、言った。
「やはり、貴方は保母になるべきです。貴方がこの10年で学んだ、家族のあり方、
つまりは生きると言う事を子供達に教えてあげるべきです」
そこで言葉を止め、また続ける。
「それに・・・今の貴方を見て、娘さんが安心できるでしょうか?だったら、子供達
と一緒に笑っていたほうが、娘さんも喜ぶのでは・・・ありませんか?」
「・・・」
観鈴が・・・安心できる。喜んでくれる・・・。
無言でいると、園長先生は最後にこう付け加えた。
「今すぐ、とは言いません。もし、決心がついたのなら、またおいでください」
そういって、園長先生はにっこりと微笑んだ。


幼稚園を訪れてからもう3日が経った。
相変わらず、泣いてばかりいたけど、私はある事を考え出していた。
「観鈴が喜ぶ事・・・」
それを考えながら、私は眠りについた。

波が砂浜に押し寄せる音があたりに響いていた。
青い空、砂浜に、私と観鈴が並んで座っていた。
「お母さん」
「ん?なんや?」
言いながらも、ああ、これは夢だ。
私はそう自覚する。
「わたしね、お母さんには笑っていて欲しいな・・・」
観鈴がそう言いながら、俯いた。
「・・・」
ああ。私は夢の中でさえ、観鈴を悲しませている。
それが悔しかった。


「わたしは、すごい遠くへ、そう・・・誰よりも遠くに行っちゃったけど、お母
さんにはここで笑っていて、欲しいな」
「・・・観鈴」
観鈴が悲しげな表情で、また口を開く。
「空から、お母さんを観た時に、お母さんが泣いているの観るの、いやだな」
「・・・ごめんや、観鈴」
「お母さんに笑っていて欲しいな」
私は何も言葉を返す事が出来なかった。
観鈴は死してもなお、私を心配して、こうして逢いにきてくれたと言うのに。
「わらっていてほしいな」
観鈴と過ごした10年、それを無駄にしないためにも・・・。
私は笑おう。
そう思った。
「わかった。そんじゃこれから、ずっと、笑っとる・・・」
私がそういって、微笑んで見せると、観鈴も微笑んだ。
「にはは。やっぱりお母さんは笑っているのが一番っ」
「そか・・・」
「うん。そうだよ」
不意に、私は観鈴を抱きしめた。
別れの予感があった。


「・・・もう、いかないと」
「・・・そか」
ぎゅっ、と観鈴を抱きしめる力を強めた。
このぬくもりを、笑顔を、声を、忘れないように。
「わざわざ、すまんな・・・。だけど、もうお母さんは大丈夫やっ」
立ち上がり、観鈴に向って笑顔でVサインをする。
「にははっ。ぶいっ」
観鈴も立ち上がり、Vサインを返した。
「それじゃ・・・お母さん。最後に一言だけ、伝えるね」
「ん?なんや?」
観鈴は精一杯の笑顔で、私に向ってこう言った。

「わたしね、お母さんの子供で本当によかった。幸せだった」

その言葉を耳にした瞬間、自分の中で何かがほぐれるように・・・。
涙が溢れ出した。
今まで流したどの涙よりも多かった。


「ぐっ・・・ふぎっ・・・」
嗚咽が漏れる。
嬉しかった。もう、それ以上、考えられなかった。
「だめだよ、笑っていないと。ね?」
「そやな・・・笑ってないと、観鈴、悲しむもんな」
泣きながら、笑顔でそう伝えると、観鈴も笑った。
その瞬間、観鈴の背中が光った。あまりの眩しさに一瞬目を閉じ、
また開くと、観鈴の背中には光り輝く、白い翼があった。
「お母さん、幸せに」
微笑んで、、観鈴は羽ばたいた。この、夏空へ。
私は、それを泣きながら、そして笑いながら、見送った。


目がさめると、妙に晴れ晴れとした気分だった。
すぐさま身支度を整え、観鈴の遺影に向う。
「観鈴・・・ありがとな。お母さん、もう大丈夫や」
そういって、手を合わせた。
泣くのはもうやめた。
観鈴と過ごした10年を、無駄にしないために。
私は勢い良く立ち上がり、幼稚園への道を歩み始めた。
「決心・・・なさったのですね」
「はい」
笑顔で頷くと、園長先生が驚いたかのように、目を見開いた。
「数日前とは別人のよう・・・嬉しいわ」
そう呟いて、園長先生は手を差し出した。私はその手を握る。
「貴方を心より、歓迎します。晴子先生」
その笑顔に、私は元気良く、返事を返す。笑顔とともに。
「はいっ、よろしく!」


もう、泣くのは止めた。
観鈴が悲しむから。
笑っていよう。
観鈴を安心させるために。
観鈴が教えてくれた、数々の大事な事を、無駄にしないように。
悲しんでばかりいた、あの時間から、ようやく私は歩き出せた。
新しい人生、新しい一歩、今日はそのスタートだ。
私の子供は観鈴一人だけど、二人で培ってきた事を、多くの人に知らせたい。
そうすれば、観鈴も笑っていてくれるだろうから。
私も笑っていられるだろうから。
歩き出そう。

見上げた夏の終わりの空に、飛行機雲が見えた。






663 名前:偽晴子 ◆pharuko2 投稿日:01/12/03 08:55 ID:brHSriBU
夢を見た…。

羽根のある少女。
空で独り、ただ独り。
永久の悲しみに心を抉られつつ、独り虚空を翔く少女。

そして洞窟。
痩せ衰えた男と彼に付き添う女。
生まれたままの姿の二人の、命の煌き。

あれは人形…。
何処かで見た憶えのある人形。
見知らぬ者が操り歩かせる。布子の人形(ひとがた)。


またも人形…。
あの娘は…そう観鈴と、あれは居候。
防波堤で話し…


老爺「朝じゃ! 日の出と共に国崎最高ー、国崎最高ー、国崎最高ぉー!!」

晴子「なっ! なんやっ!! どうしたんやっ!!!」
観鈴「ん…お母さんおはよう…」

少年「あったーらしい朝が来た! 希望ぅの国崎ー最高ー!!」 タッタッタッタッ…

晴子「きっ、キサマらぁ!!! AIRの主役兼ヒロインのうちに何さらすんや!!」
観鈴「お母さんそれ違うと思う…」
国崎「おい、それは…」
晴子「真の脇役は黙っとき!! だいたい居候がこの連中を…」

女学生「脇役になったら、立絵があってもっと国崎最高ぅぅん」
国崎「惚れるなよ」
晴子「ああああ…ごっつ目覚め悪いわ…何か夢で見た気がするけど何やったんやろ…」

(裏葉(涙…))





675 名前:晴子の誕生日1.投稿日:01/12/03 10:55 ID:oNl40/VV
※11月3日(晴子の誕生日)に観鈴応援SSとして書いたが、主役は晴子なので再掲載

ジリリリリン…………
晴子「なんや、せっかくの休みに…」
ガチャッ
晴子「うちは今 留守やでぇ〜」
??「ははは、相変わらず面白い人だね」
晴子「なんや、あんたかいな敬介」
晴子「…で、どないした?……あぁ?誕生日おめでとう??」
敬介「僕が君の誕生日を祝うなんて意外かい?」
晴子「意外も何も今まで一度もなかったやろ おかげで外は…」
敬介「雪でも降ってるかい?」
晴子「槍がふっとる…洗濯物 穴だらけや」
敬介「ははは…」
晴子「…で?まさか そないな事だけで電話かけてきたんか?」
敬介「ああ、今年は祝ってくれる人がいないから、と思ってね」
なんや、そういうことかいな……
晴子「今までだって祝ってもろた事あらへんしなぁ……」
敬介「…………」
……………
……。
晴子「ま、おおきにな 敬介の誕生日には、こっちから電話かけたるわ
     覚えとったら、やけどな」
敬介「楽しみにしてるよ じゃぁ……」
ガチャッ、ツーツー……

676 名前:晴子の誕生日2.投稿日:01/12/03 10:56 ID:oNl40/VV
今日うちの誕生日やったな……

(観鈴「お誕生日おめでとう、お母さん」)
…は、うちは何を期待しとったんや…
今まで散々距離を置いて、本当の母子になったと思ったら
あの子は遠い遠いところへ行ってしもうた
もう、望んでも一生届かへんのや

あの子はどんな気持ちでうちの誕生日の日を過ごしとったんやろな?

晴子「あ〜、やめやめ!一人で考え込むとブルーになるわ」
気分転換に、今日は観鈴の部屋の掃除でもしとこかな?
晴子「観鈴ちゃん、入るでぇ〜」
主のいない部屋に一応 断りを入れる。
そこは夏のまま時間が止まったかのようだった…

677 名前:晴子の誕生日3.投稿日:01/12/03 10:57 ID:oNl40/VV
そう、夏のまま…
晴子「汚っ!!」
…放置してたから埃まみれだった
晴子「使うてなくても汚れるんやな、新たな発見や」
これからは、ちょくちょく掃除したらなあかんな

晴子「スイッチオン、ほな行くでぇ〜」
ブイィーーン…
ズゴッ、ゴォォォォーーー!!
晴子「あかん、いきなりなんか詰まってもた」
急いでスイッチを切る
晴子「何なんや一体…」
詰まっていたものを取り出す
晴子「うわ、不吉や…と思ったら、なんや…」
居候の人形……ベッドの下にあったとは
居候、これなしで今どうやって生活しとるんや?
晴子「それにしても不吉や」
柄にもなく掃除なんかしたからか?
気になったので、ベッドの下をさぐってみる
烏の羽根…
晴子「うわ、更に不吉や…って黒いんの羽根やないか」
もう一つの、人外魔境を見た思いだった。
テストの答案…
晴子「あの子、アホちんや」
違う意味で泣けてきた。
晴子「ん、何やこのノート」
絵日記帳…まだ新しい
晴子「あの子、何歳や(汗)」

678 名前:晴子の誕生日4.投稿日:01/12/03 10:59 ID:oNl40/VV
『今日はお母さんのたんじょう日 でもお母さんいない』
晴子「誕生日くらい 漢字で書かんかい!」

『今年も「おめでとう」って言えなかった
 でも、言ってもうれしくないよね
 だって私は……』
晴子「………」
『来年は「おめでとう」って言えるといいな。』

下手くそな字と一升瓶をかかえたうち…
晴子「うち、いつも一升瓶持っとる……はは、は……」
目から溢れ出たもので視界が歪んだ

679 名前:晴子の誕生日5.投稿日:01/12/03 10:59 ID:oNl40/VV
そして……
掃除も一通り終えて遅い昼食をとっていた頃

ガンガン、ガンガン
呼び鈴を押さず、玄関を殴打する音 そして
「先生〜、晴子先生〜〜」
この声…あいつらや
晴子「でかい声出さんでも聞こえとるわ!」
ガラガラッ
男の子、女の子「あ、いた…」
ぽかぽかっ
男の子、女の子「い、痛い…」
晴子「近所迷惑やろがっ!」
まったく、こいつらときたら……

680 名前:晴子の誕生日6.投稿日:01/12/03 11:00 ID:oNl40/VV
晴子「で、どないした?」
女の子「んーとね…お誕生日おめでとう、晴子先生」
頭を押さえながらも笑顔で……

(「お母さん お誕生日おめでとう、にははっ」)
ふと、そんな声が聞こえた気がした
晴子「おおきにな」
ごしごしと2人の頭を撫でてやる
笑顔がそこにある、うちは観鈴と過ごした温かい時間を取り戻していく
この子らと一緒に……

男の子「これで××歳だね、晴子先生」
ぼかっ

Fin

684 名前:霧島 ◆kano9F7o 投稿日:01/12/03 11:04 ID:oNl40/VV
スマソ、ちょと長かった…忠告書き込み見る前に投稿してもた
<<晴子>>に1票

ホンマにスマソ





813 名前:晴子・敬介応援SS「三回忌」投稿日:01/12/03 21:44 ID:v6VQA1fa
 みーん、みんみん
 みーん、みんみん

 今日も、やっぱり暑い。
 観鈴がいなくなった、あの日と同じ。

 どんどん
 扉を叩く音。あいつ、やっと来よったか。
「敬介、遅かったなっ」
 しかし、そこにいたのは郵便屋。
「あの、郵便です」
 無愛想に受け取る。
 全く、あいつかと思たのに……
 ……なんで、ウチがあいつのこと気にせなあかんねん。


 とんとん
 扉を叩く音。
 今度こそあいつやろか……
「誰や?」
「敬介だけど」
「遅かったな。ついに見捨てたんかと思ったで」
 ちょっと、嫌味を込めて言う。
 来てくれてちょっと嬉しかったりするけど、それは内緒。
「ひどいな。そんなはずないじゃないか」
「そうか? 一旦見捨てたやんか」
 つい、もう一つ憎まれ口。
「ああ……彼女にはすまないことをしたと思ってる。結局父親らしいことは何一つできなかったもんな……」
 おっと、言い過ぎたかも知れんな。
「玄関先でしょげられても迷惑やし、まあ上がり」
「お邪魔するよ」
「ま、あの子の三回忌やしな……あんたみたいなんでも来てくれたら喜ぶやろ」
 どうも口が悪くなってしもていかんな……
 今日くらい、もう少し素直でもええかもしれんけど……な。


815 名前:名も無き闘票者投稿日:01/12/03 21:48 ID:v6VQA1fa
>813-814
途中で申し訳ない…
男トーナメントスレに投下した同名SSとともにお読みください。

間に合えば、続きを…





846 名前:名無し揉んだよさん投稿日:01/12/03 22:23 ID:fm5fZrSC
  ここは神尾家の一室
  そして、ブラウン管の前に座る二つの影

  画面に映るはチープな移動グラフィック
往人「お、標的発見」
  往人操るキャラクターが騎士風の男に近寄る
観鈴「あ、往人さん。選択肢でたよ」
往人「ふふふふふ、この選択肢が全てを決めるのだ」

  ユズハ「ねんがんの 30000票を手に入れたぞ!!」
 
  ハルコ 「 そう、関係ないね 
→殺してでも奪い取る
        たのむ、ゆずってくれ!! 」

  ユズハ「な なにをする きさまらー!」

観鈴「わ、おかあさん。すごい」
往人「よし、これで勝利は決まったな」
観鈴「ぶい」
往人「あとで冥府に行かなくちゃならないが、まぁ大丈夫だろう」
晴子「大丈夫なワケあるかっ!!」

  激闘の夜は更けてゆく・・・





934 名前:偽晴子 ◆pharuko2 投稿日:01/12/03 23:14 ID:brHSriBU
敬介「お疲れさん」
晴子「よっ、負け犬。そろそろ来るやないかとな」
敬介「はは、その言い方はないだろうに」
晴子「…お疲れさんや、大会では伏兵につまづいたんか」
国崎「何者なんだこのおっさんは…誰かの情夫か」
晴子「あほっ。誰がこんなんと」
敬介「はは、きつい言い方だな」
晴子「世の中にはなあ、知らん方がええっちゅう事もあるんや。居候…」
国崎「…急用を思い出した。今晩は帰らない」
観鈴「えー、どうしたの往人さん、これからお祝いのね…」
国崎「明日には必ず帰るさ」
観鈴「…約束だよ、往人さん」
国崎「ああ」
晴子「ところで、帰る前に、この最高軍団なんとかしいや…」

「最高ーーー」
「もーーっっ最高っーーー!!!」

国崎「しらん。少し急ぐんでな…じゃあな」
晴子「さて、今日は飲もうか、敬介」
     (居候…おおきに)



集計人さん、お疲れ様っす。

二回戦(対葵、マルチ三つ巴戦)SS支援


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